Chikanism

現実と非現実のあいだ

英語で言われたことが理解できてもニュアンスまで理解するのは難しい

たまに自分の感情に自信がなくなるときがある。こっちに来てから。

 

一回目のインタビューに落ちたとき、コーディネーターが言った。

"They were annoying. They said she(わたしのこと)is nice, but you know, nice means..." "Your English is a problem."

そして昨日2回目のインタビューに落ちて、さらに彼女は言った。

"You have a problem with handling the interview." "It's difficult for you to pass the interview."

ちょっと完璧に覚えてるわけじゃないのでこんな感じのことを言われたって話なんだけど、この"They were annoying"と"You have a problem with handling the interview"にわたしは結構傷ついた。彼らが迷惑がってたのか鬱陶しがってたのかは定かではないが、そんなことをメールで言ってくる(わたしにじゃなくてコーディネーター宛のメールだとしても)面接官たちも意味分からないと思ったし(英語力が足りないだけでよくないか?)、それをわたしに言うコーディネーターもデリカシーなくないか?と思った。

そしてインタビューを扱う(なんて日本語で表現していいかわからない)のに問題があるって、「お前はどうせどんなけインタビュー受けてもパスできるスキルないよ」「あんたにはパスするの難しいよ」って言われてるみたいで正直、ムカつくと思った。

なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないんだ、なんでわたしの可能性を否定されなきゃいけないんだ、むかつくむかつくむかつく。

だけどわたしは真顔で頷いていた。

そして歩きながら、自分の感情に自信がなくなってきた。外国だし、英語だし、文化が違うから、だいたいしか理解できないし、正確には理解できてないと思う。ニュアンスもわからない。わたしのこの受け取り方が正しいのかどうか、わからなかった。ただわたしにはそう聞こえた、わたしはそう受け取った、それだけ。

 

でもむかつくんだもん。そんなこと言われたら傷つくんだもん。

落とされた会社に対して固執はしてないし、日本でシューカツしてたときから「合わなかったんだな」とか「後悔しても知らんぞ」くらいに思ってきたけど、それはそれとして、そういうこと言われるのは悔しいし腹立つしむかつく!

もう10週間も授業受けてきたんだから、わたしの英語に問題があると思うならインタビュー受けるまでに言ってくれたらいいじゃんか。「話せるようになったね」とか言ってないで「もっと話す練習しろ」とか言ってくれたらいいじゃんか。「そのままじゃ受からないぞ」って言ってよ。

 

って愚痴っても仕方ないので、めっちゃ頑張る。絶対に最大限のものを得て帰る。

 

なんて思うけど、その場で抗議はできないわたし。やっぱり感情を表現するのも考えを主張するのも難しい。傷ついても悔しくても悲しくても真顔で頷いてるんだもんな。

だから"You are quiet."とか言われるんだ。"Quiet is not bad, but you have to speak up in the interview."ってね。おとなしいって言うよりは喋らなさすぎるって思われてるんだろうな〜と思うけど、日本語でもそんなに話す方じゃないので、海外に来て急によく喋る人間になんてなれるわけない。けど話せるようになりたい。でもよく話すか話さないかってコミュ力ってよりもはやパーソナリティの問題ですよね。そりゃあわたしだって、たくさん話すおもしろいひとになりたい。でもおとなしいとか静かっていうのと人間として面白いとか会話の引き出しが多いってのはまた別の話だと思う。