Chikanism

現実と非現実のあいだ

今日はおいしいものを食べようよ

先読みのしすぎなんて意味の無いことは止めて

今日はおいしいものを食べようよ

未来はずっと先だよ

僕にもわからない 

         「光」宇多田ヒカル

 

 たぶん誰でも聞いたことあるこの曲。

 

わたしはあんまり歌詞を意識して聴いていないのですが、このフレーズはもう10年くらい前に(!)読んだ野中柊さんの短編集の中に出てきて、記憶に残っている。

 

あなたのそばで

あなたのそばで

 

 たぶんこれの中だったと思うけど記憶が定かではない。

 

このフレーズを思い出したのは、たまたま先日後輩に恋愛相談されたから。

彼は前にもでてきた理系彼女を欲しがってた子なんだけど、彼女は就職で彼は院進なので「いや〜やっぱり先のこととか気にしちゃいますよね」と言っていた。

遠距離になるわけではなくても、やっぱり社会人と学生だと色々と違いは出てくるのだろう。経験したことないけど。

自分の彼女が自分より先に就職することがなんとなく不安なんだろうな。しかも教師だというし。

 

まぁでも、先読みのしすぎなんてやめようよ。まだ若いんだし、付き合い始めたばかりだし。

まずは一緒に美味しいものを食べて、美味しいねって笑いあえたらいいんじゃないだろうか。

付き合う前とか付き合ってすぐの杞憂は無駄に終わる気がする。

うまく行くときはうまく行くし、もしも問題があったらその時に立ち止まって一緒に考えたらいい。

一緒に考えられないなら、終わりかもしれない。

 

 

個人的には、先の心配をしすぎるよりも今を大切にしたほうがいいと思う。

未来は待たなくてもやってくるけれど、今は頼んでも待ってくれない。

それに極論を言うと、その未来が本当に来るかどうかは誰も保証できないのだから。

 

もちろん、先のことを考えないといえないときも多々あるけれど。

それにしても、「まぁとりあえず、美味しいものでも食べようよ」。こう言えることは、素晴らしいことだと思う。

ご飯が美味しいだけで、簡単に幸せになれるものだから。