Chikanism

現実と非現実のあいだ

伝えても伝えても伝わりきらない

北アメリカの凄まじいカフェ文化に飲み込まれながら、わたしはチャイラテを愛してやまないのですが、昨日ある気づきをしました。

スタバってそんなに美味しいか???

 

チャイラテがそんなにおいしくなかった。普段は学校の近くのThe Coffee Barというところのチャイラテを飲んでいるのですが、これがとっても濃厚なんですね。

www.thecoffeebars.com

 

この写真はカフェラテだけど。

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チャイラテはシナモンが効いてるので好き嫌いは別れると思うんだけど、わたしはほんとに大好き。それにこっちでカフェラテ飲むと夜寝られなくなることがわかったのでもうコーヒーは飲まない。

Coffee Barではいつもラテアートってほどじゃないけどキレイに淹れてくれる。スタバはフラペチーノが美味しいんだろな。あとブランドだよな。フラペチーノのはわたしを太らせるドリンクだと認識してるので飲まない。あれは食べても太らない人のための飲み物なんだわ…。

 

 

 

わたしはおしゃべりな方ではないのですが、例えば沈黙が心地よい相手と気まずい相手がいる。人見知りだけど、できるだけ沈黙にならないように話しかけることもある。できれば沈黙が心地いい相手と過ごしたい。中学からの親友とかだとひっきりなしに話していることもあるのだけれど。

うまく話せないことがあって、たとえば「何が好きなの?」って言われると自分でも「何が好きなんだろう?」と思ってしまってうまく答えられない。「好きな食べ物は?」と聞かれて「くだもの!」なんていう意味不明な返しをしてしまうこともある(コミュ障かよ)。

 

誰かとLINEでやりとりをしていると、返す言葉がなくなることがある。電話で話していても返す言葉が思いつかないことがある。でももし実際に会って話しているときの会話だったら、言葉がなくても、表情や雰囲気で伝わることってたくさんあると思う。同じ沈黙でも、どういう類の沈黙なのか、それがわかるのって大きな違いだ。

空気を読めっていうのは日本独特の文化ではあるけれど、でも本当に空気を感じてほしいときがあって、どんなに親しくても、言葉じゃなくて空気を共有したいときってあるのだ。

きのう日本の友人と電話した。彼はわたしに付き合ってほしいって言った。わたしは答えられなかった。友達だと思ってたから。でも気まずくて黙ってるわけじゃない、なんて言っていいかわからない、この雰囲気を共有できたらいいのにって思った。電話じゃ伝わんないことって山のようにあるんだ。直接会って話したかった、あんなにもそう思ったのは初めてだった。

 

何かを伝えるのって難しくて、どんなに上手に言葉を操ってもどんなに親しくなっても、きっと100%伝わることなんてないんだと思う。言葉も表情も雰囲気も態度も、全部感じ取ってもそれでもきっと100%じゃない。だからこそ伝えるのは大事なんだろう。

思ってることが全部伝わればいいのに、って思うこともたくさんある。なんで伝わらないんだろう、って思うこともある。伝えても伝えても伝わりきらない、だからこそ伝える努力を怠りたくないと思う。今まで誰かに何かを伝えることをサボってきたけれど、最近になってその大切さがわかるようになった。特に英語環境にいて言語で伝わらないことが山のようにあるからかもしれない。

大切な人に大切だと思ってることを目一杯伝えたいし、自分が感じたこと考えたことも伝わればいいと思うし、そして何より相手のことを感じられるようになりたい。言葉だけじゃ伝わらないこともあるけれど、それでも言葉が一番の伝達手段だから、わたしは言葉が好きなんだろうな。