Chikanism

現実と非現実のあいだ

インタビューで不採用になった話とか諸々

なんとかなるだろう、っていつも思っている楽観的すぎる自分が好きだけど嫌いだ。深刻になりすぎて良かったと思ったことは一度もなく、なんとかなるだろうと思っていつもなんとかなってきた。いわゆるヌルゲーのような人生だったのかもしれない。

深刻すぎてよかったことはないので楽観的な自分は嫌いじゃなくて、だけどそれでいつも詰めが甘くてもうちょっとできただろうと思うことも多いので嫌いだ。

 

今日、学校から紹介された企業のインタビューを受けたのだが、落ちた。しっかり準備してなかったといえばそうかもしれない。いつもどおりなんとかなるだろうと思っていた。かと言って、想像しうる準備を万全に整えていても落ちていたような気がする。

というのは、わたしが自宅でしたであろう準備は会社について調べる、学校で教えられた想像しうる質問の答えを練習する、インタビューの最初や最後のセリフを考えておく、などだ。これはもちろん、もっと入念にできたであろうと思うことであって、わたしが全くこれらを考えていなかったわけではない。自己紹介文も考えてあったし、会社やメインサービスについても調べていたし、受付でこう言って人にあったらこう挨拶して、終わる前に名刺をもらって、などどイメージはしていた。

しかし自己紹介は聞かれなかったし、会社についての質問もひとつもなかった。「ここで何が学びたい?」と聞かれた。うまく答えられなかった。なぜなら、本当に行きたい業種じゃなかったから。

わたしはWEB系の会社に就職したいと思っていて、WEB系といっても色々あるけどWEBサービスとか、もしくはそれに関連したアプリとかが良かった。マーケティングでもいいけど、サービスの企画とか開発に関わってみたかった(たいしたスキルはないのだけれど)。だからビジネスについて何を学んでるのかとかマーケティングってなんだと思うとか言われてもわからなかったし、そもそも受けた企業はCRMのソフトウェアの会社で、やりたいことは若干異なっていた。

 

コーディネーターが言うには駄目だった理由はわたしの英語力らしい。英語の理解に若干難がある。まぁそれもごもっともだ。クラスで一番英語ができないと思ったのはたった2ヶ月前なのだ。先生やクラスメイトに話せるようになったねと言われたって、日常会話に支障はないけれどネイティブのスピードにはついていけないことも多いし、パッと答えられないことも多い。

そして、その英語力を差し引いてもわたしを採用する理由が企業側にはない。わたしにはスキルもないし、ましてやバックグラウンドはITもマーケティングも関係ない「薬学」。

 

やりたいことも曖昧で、英語も大してできなくて、ブレブレで。せっかく海外にくるチャンスをもらったのに、何がしたいかもわからないまま大して行きたくもない会社の面接を受けて落ちて、情けなくなって。

他人と比べることに意味はないのだけど、比べたいんじゃなくて、わたしだって一生懸命に生きたい。薬学部に来て学園祭の運営に携わったり研究も一応頑張ったりインターンとかもいくつか行ったり、6年もある大学生活で何をしたかっていうと何もしてないことはないけれどそれが未来に結びつかなかったのかなぁ、今まで選んできた道がぜんぶ間違っていたのだろうか、とか思うと切なくならざるを得ない。

 

今までの人生で無駄なことなんて何もなかったと思っているはずなのに、それらがわたしを後押ししてくれないことだってたくさんある。たくさん遠回りしたけどこれが正しい道だと信じていつも進んできた。留学だって遊びたいとか楽したいとか逃げたいとかそういう気持ちで選んだわけじゃない。7年も大学生やるの楽しくないし、安易に決めたわけじゃない。わたしなりにとっても勇気のいる決断だった。

なのに、もしもこれがわたしの将来になんの役にも立たなかったらどうしよう、ただ経験のひとつとして話のネタになるだけのものだったらどうしようなんて思っている自分もいる。

 

そうならないように努力するのがわたしのやるべきことなんですけどね。やりたいことがわからない、なんて言ってる場合じゃない。でも英語力が…って言われたら返す言葉もない。それをカバーできるスキルがあればよかったのに。がんばります。