Chikanism

現実と非現実のあいだ

映画ログ10 マイインターン

「ハンカチは女性の涙を拭くためにあるんだよ」

映画「マイインターン」でベンが言ったセリフです。

訳では「ハンカチは貸すためにある」になっていましたが、英語では「女性の涙を拭くため」になっていたそう。ちょっとそこまでちゃんと聴いていなかったので、英語でなんていってたのかまでは覚えてないのですが…。

もうすぐカナダに住むのでカナダのことを調べていたら、ハンカチというのは不衛生で古典的なものと認識されているらしく、トイレのあとに手を拭くのには使わないそう。だからもしかしたらアメリカでも手を拭いたりするのには使わず、「女性に貸すため」なんていう認識になるのかなぁと思いました。

でもかっこいいですよね。できれば人前で泣く場面には遭遇したくないですが、そのときに肩を抱いてハンカチを差し出してくれるひとがいたら絶対惚れる。

 

 

ジュールズは寝る時間も削って働く女社長。情熱を傾けて一生懸命仕事を頑張っているのに、ママ友からは敬遠され夫からもCEOを雇った方がいいと言われ…。

オフィスで自転車を乗り回す姿が印象的ですよね。

 

良かれと思って仕事をがんばっているのに、すれ違う夫婦の隙間を埋めるように夫は浮気をしている。ジュールズの気持ちが痛いほどわかった。(以前、研究室に通っている間に元彼に浮気されたことを思い出した)

何もかもがいっぱいいっぱいで荒んだジュールズの心を、ベンが少しずつ溶かしていくのが素敵な映画だった。ベンのひとつひとつの行動は確実にジュールズや周りのひとの心に響いていて、それは経験に裏打ちされたものなんだろうなぁと。

コピーにもありますもんね。Experience never gets old. 経験は歳をとらない。

 

だから経験なしに誰もがベンの真似をしたって一朝一夕に真似られるものではない。

でも誰もがベンのように年を重ねられるかといったらそうでもない。

だからわたしも無為に歳を重ねるのではなく、そのぶんの経験を未来に活かせるような、素敵な歳の取り方をしたいと思いました。

 

この映画はとっても落ち込んでたときに、友人に「幸せな気持ちになれる映画」といって勧められて観ました。

どんな経験も、悲しいことや辛いことも、いつかは「あんなこともあったなぁ」なんて笑えるようになるんだと思います。時が解決してくれるというのは良くも悪くも本当で。

まだまだわたしは笑って話せない悲しかったことがあるので、いつかはそれを昇華して経験として積み上げていけたらいいな。

 

 

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