Chikanism

現実と非現実のあいだ

プチ整形した話

去年の春、私は二重整形をした。

きっかけは、友人の整形ツイートを見たことだった。ずっといつかしたいと思っていたけど、身近な友人の口コミを見ると、やろうと思えたのだった。

 

ちょうどコロナ禍で、対面で人に会う機会は少ない。マスクをしても目は見えるけど、二重埋没ならダウンタイムも比較的短めというし。

アプリでいくつかのクリニックを調べ、口コミを見て決めた。予約は簡単にできた。

 

当日はクリニックで看護師さんからカウンセリングを受けた。その後医師の診察があり、プランの説明があった。

どのプランにするか選べばすぐに施術を受けられる。

私はダウンタイムが短くなるよう細めの糸を選んだが、大きな支出もきつかったので2点留めにした。

 

施術は一瞬で終わった。麻酔をされる瞬間は怖かったがすぐ終わり、その場では痛みもなかった。

ただ帰り道には痛みが強くなってきたので、ロキソニンを飲んだ。その後2日くらいはそれなりに痛かった。

埋没では糸がとれてしまうこともあるらしく、その場合はいつでもやり直せる保証つきのプランにしたが、できればもう2度とやりたくない。

 

埋没でこれなら切開はどんなに大変なのか…気が遠くなる。

 

ただし得たものは大きかった。

物心ついた時から嫌いだった重たい一重瞼とおさらばできたのだ。

マツエクもアイプチもいらない。アイシャドウが楽しい。メイクが楽。すっぴんでいられる。

 

私にとってはコンプレックスでしかなかった一重瞼が、メイクしなくても二重でいられることはQOLもあがったし幸せだった。

自分の顔がちょっと好きになれた。

 

人生でやって良かったことナンバーワンである。(ちなみに2位は歯列矯正で3位は全身脱毛)

私は長い呪いから解放され、何もしない自分を受け入れられた。そのための整形からこんなにいいことはない。悩んでないで早くすればよかった。