Chikanism

現実と非現実のあいだ

会いたかった、って言いたかった。

わたしは今後忙しくなって、たぶん友人と会う時間がとれなくなるから、できるだけ10月中に会っておこうと思って、何人かと約束してました。

一番仕事が忙しい子に合わせて、行ける日程を聞いて決めた。その子は「まだシフトがわからないから、わかったら連絡するね。たぶん遅番でも遅れて行けると思う」と言っていた。

その日程が来週半ばに迫って、わたしは「来週どうしよっか?」と連絡した。

集まる予定だったのは5人。うち2人から「場所はこの辺りがいい」「この店はどうだろう」と連絡がきた。既読は全員分ついていた。

そして翌朝、彼女から「ごめん、仕事だったから行けない」と連絡がきた。

バイトじゃあるまいし、おそらく来週のシフトはもう少し前にわかっていたはず。

連絡をくれなかったことに、悲しくもなったし、がっかりもした。会えることを楽しみにしてたから。

集まる予定のメンバーのもう1人の子は、来れない子の後輩で、わたしたちとはめちゃくちゃ仲が良いわけではなかった。でも予定を立てた段階では「行けます」と言っていた。でも今朝の連絡を受けて、「わたしも今回は遠慮しておきます。また会いたいです」ときた。

さらにがっかりした。

 

 

わたしが言いたいのは、予定をキャンセルすることの非常識さとか、もっと前もって連絡してほしいとかそういうことではない。

ここでわたしはどういう対応をするべきだったのかってこと。

結構腹が立ってしまって、冷たい対応をしたくなったけど、それも大人気ないと思って、「それは残念。また今度ね!」と送ったけど、楽しみにしていたのだし、「なんで早く連絡くれなかったの?」とか、「もっと事前に言ってくれたら予定を変更したのに」とか、言った方が良かったのかな。

腹が立ったり、悲しかったり、ムカついたり、怒りたかったり、そういうときも、わたしはいつも黙っている方が事が穏便に済むし、円滑に進むと思って黙ってきた。もっと言えば、我慢してきた。

だけど、そういうときはきちんと言えるのが、健全な関係なのかもしれない。

 

彼女の誕生日が近かったので、わたしは誕生日プレゼントを用意して、バースデーカードも買っていた。本当に、会いたかったのだ。

「仕事があって予定が合わない」ということをもっと早く伝えて欲しかったわけじゃなくて、会えなくて悲しい、がっかりしたのだ。

そういうこと、言えた方がいいのかな。ちゃんと素直に。

 

いつだって素直な気持ちを伝えられずにいる。何もかも思ったことを伝えるのは違うかもしれないけど、ちゃんと言ってたら、違う未来が待ってたのかなって、思うこともたくさんある。