Chikanism

現実と非現実のあいだ

熱しやすく冷めやすいせいで一人暮らしが難しい

 熱しやすく冷めやすい節がある。昔からそうだ。

アイドル(嵐)、漫画(いわゆるジャンプ系)、ビジュアル系、K-POP。親や妹から見れば「またか」って感じなのだろうけど、本人にしてみれば至って真剣なのである。これらの趣味に一体いくら使ったかは恐ろしくて考えたくもないが(遠征費込み)、ビジュアル系が好きだった期間は一番長かったのでわたしの青春だったと言っても過言ではない。

 

でも特に食べ物に対してが、わたしの「熱しやすく冷めやすい」傾向が特に顕著だ。

高校の頃に塾に行く前によく行っていたファミレスにお気に入りのメニューがあって、ほぼ毎回同じものを頼んでいた(もう名前は忘れてしまった)。そのメニューがメニュー一覧からなくなったときは激しく動揺したのを覚えている。

また大学一回生の頃はココナッツポッキーにハマり大量に買ったことがある。夏季限定なので、今買わなきゃ!という謎の使命感に駆られ母も動員して買った。けれど夏が終わる頃には飽きてしまい、結局食べきれなかったのである。これ↓

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カナダに来てハマったのはアーモンドロカ。これめっちゃ美味しい。まじで。

アーモンドロカ キャニスター

アーモンドロカ キャニスター

 

 このサイズの缶をもうすでに3つは買った。こっちで買ったほうが断然安い…。買って帰ろ…。

 

料理も同じで、ハマったら同じものばかり作っている。久々にカレーを作ると「カレー美味しい!!!!」となり、週に1回のペースで作っていたこともあった(3週間くらい)。

おでんを作ったら「おでん美味しい!!!!」となり1週間毎日おでんを食べていた(継ぎ足せば作り続けられるってスバラシイ。そしてめんどくさくない)。おかげで大根2本と白菜とこんにゃく3つとかを買って気が狂いそうに重いエコバックを引っさげて20分くらい歩いて家に帰る羽目にもなった。

最近はキムチ納豆にハマったので3日連続で同じ夕飯を食べている。それも気にならないんだけど、だからこそすぐ飽きるんだと思う。

スムージーにハマって毎朝バナナとりんごと豆乳と季節のフルーツ(庭にキウイの木があるので秋頃はキウイだったり、春はいちごだったり)でスムージーを作っていたこともあった。

 

これはすごく顕著に父親の性格を譲り受けている。父はわたしが小さかった頃は粕汁にハマってよく作っていた(わたしはこれが好きだった)。それが牛すじ煮込みになったり、天ぷらになったり。今は唐揚げにハマっているらしい。つくづくマメな父である。そしてよく似ている。

 

わたしは自分以外の人に用意された食べ物が毎回似たようなものだと嫌がるくせに、自分がハマったものだとむしろ毎日食べたがるのである。

あんなに毎日料理に使っていた玉ねぎも、今は出番がない。よく使うのでこれもまたまとめ買いをしたのに、だ。一人暮らし、難しい。