わたしの本棚から厳選8冊
今週のお題「わたしの本棚」
ここで今までに紹介してきたのは最近読んでいる自己啓発本が多かったですが、本当は小説が好き。
ただ小説はネタバレすると面白くないので、紹介するのが難しいんですよね。
年間に100冊とか読むひとに比べたら読む量は少ないけど、読書は好きなのでそれなりに読んできました。ジャンルに偏りはある。
その中でも買ってよかった!読んでよかった!という本を紹介したいと思います。
マリアビートル/伊坂幸太郎
これは絶対に読むべきだ(特に新幹線の中あるいは新幹線に乗る前に)。
伊坂幸太郎の作品はどれも面白いが、その中でも一番というくらい面白い。でもこれを読む前に、もしもグラスホッパーを読んでいないのならグラスホッパーから読んだ方が良い。続編なので。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 文庫
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葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午
ミステリー好きでないわたしが歌野晶午を読み漁る原因となった小説。
まさか、としか言えない結末だし、歌野晶午作品でこれが一番ではないかとわたしは思う。
夢をかなえるゾウ/水野敬也
これは知っている人も多いであろう名作。ガネーシャのキャラが良い。
シリーズで何作か出ているが、どれを読んでも笑えて、ためになるだろう。
わたしもガネーシャが来た時のためにあんみつを買っておこうと思う。大阪通天閣にガネーシャのストラップが売っていることをわたしは知っている。たこやきを持っていたと記憶している。
図書館戦争/有川浩
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 文庫
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なんかラノベっぽいし、シリーズ作めっちゃあるし…と敬遠していた時間がもったないないほど面白い。
ベタ甘と言われるほどの恋愛的な胸キュンと、ストーリーとしてのおもしろさが両方あって、終わらないで欲しいと思った数少ない小説だ。
漫画やらアニメやら実写化やらしてるけど、やっぱり小説が一番じゃないですかね。
生物と無生物のあいだ/福岡伸一
これは小説ではないが、わたしが分子生物の研究室を選んだきっかけになった本(結局、神経科学をやっているが) 。
キーワードともなる「動的平衡」という概念があるのだけど、これが衝撃的。今よりも知識のないときに読んだけどおもしろかったので、生物(理系)とか…なんて思う方でも楽しめると思うのだけど、妹には良さはわからなかったらしい。
でもお勧めしたい。
流れ星が消えないうちに/橋本紡
大切な人の死を受け止めて、生きていこうとする話。昨日リビングで寝ながら、玄関で寝ていた主人公を思い出した。
ちょうど2010年に大好きだった元蜉蝣の大佑が亡くなったときに読んで、泣いたような気がする。
橋本紡の作品なら「もうすぐ」も良いです。
高齢出産とか不妊治療がテーマの物語。簡単なテーマじゃないので、知っておいた方が良いことがたくさんあります。
「半分の月がのぼる空」も有名ですね。たぶんラノベだけど。(ラノベはあまり読まない)
僕は勉強ができない/山田詠美
山田詠美で一番好きなのはやっぱり「ひざまずいて足をお舐め」だが、他人にお勧めしやすいのはこれだ。
秀美いわく、「ぼくは確かに成績が悪いよ。だってそんなこと、ぼくにとってはどうでも良かったからね。ぼくは彼女と恋をするのに忙しいんだ」である。
こんな高校生いないだろ!と思わざるを得ないが、それがまた良い青春小説である。
クローバー/島本理生
自分に好意を寄せる女の子を、見た目が(お世辞にも)良いとは言えないという理由で一度フってしまう主人公。後から大切さに気づいたりして…。
誰かのために、自分の選択をする。人間は誰かのために生きることができる、それって素敵なことじゃないか?と思った作品。
大好きな小説は他にもあるのですが、他人におすすめしやすいという観点からはこのくらいでしょうか。
人生に影響を与えてる度合いで考えると、やはり高校生以降に読んだものばかりになってしまいますね。