Chikanism

現実と非現実のあいだ

ココアがやさしい夜

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ホットチョコレートが好きだ。特にこっちにきて、コーヒーを飲んだら寝られなくなると気づいてからは一貫してカフェでホットチョコレートを頼んでいた。

けれど、ダイエットを始めたのでそれも一旦おわり。ドラッグストアで買ったホットチョコレートとココアの差がわからないようなインスタントのホットチョコレートの粉も捨ててしまった。

でもハーシーズのココアの粉がたまたま瓶でおうちにあった。ちょっと悲しいこんな夜に、どうしても少し甘いものが飲みたくて、ハーシーズのココアとスキムミルクでホットココアを作った。砂糖が一切入っていないのが逆にありがたかった。

 

ツイッターの履歴をEvernoteに残している。かれこれもう4年分以上になる。(ちなみにツイエバを使っています)(わたしはかなりツイ廃の気があるので、このサービスは本当に便利)

昨夜ふと見返していたら2015年に少し就活をしていた頃のツイートが出てきて、「選考でも面接でも占いでももっと自分に自信を持ってって言われる」って書いていた。面接とか占いのことはあまり覚えていないのだが、選考のあとにメンターをしていた内定者の人に、「ちかは(ちょっと馴れ馴れしい)頭で色んなことを考えてそうなのに、あんまり言わないところが良くない。もっと自信を持って意見を言ったほうが良いよ」と言われたのはよく覚えている。

バンクーバーに来ても意見を求められる機会は多くて、でも言えないことのほうが多くて、それがとてもプレッシャーだった。思い返せば小さい頃から意見が言えない子どもだった。教室では手をあげなかった。授業参観に来た親なんかには、「なんで一回も手をあげて発言しないの」と言われることが多く、それも嫌いだった。

間違ったことを言ってはいけない、という意識がどこかにあって、それは「正しい」自分じゃなきゃいけないっていうプライドの高さとか自意識過剰さとかそういうものが原因なのかもしれないと思う。「間違える」自分を自分が受け入れられないからなのかもしれないけど、もう自分ではそんなことよくわからない。

 

休みの日にひとりで家にいると、そういう色んな感情がぐるぐるして、もう早く日本に帰りたいってよく思う。時期的なものもあるかもしれないけど、夜はとくに拍車がかかる。

こういうときに自分を幸せな気持ちにする方法を知っていたら強いのにな、と思うので、これをしたら幸せな気持ちになれる!!っていう何かを見つけたい。

(今日は買い物行く途中で引っ越してきたばかりの外国人に道を聞かれ、途中まで案内したら最後に卓球に誘われてうっかり電話番号を教えてしまったので余計にテンションが低い。卓球は行かなかったけど)

 

意味もなく泣きたい夜に、ココアが優しくて良かった。ほんとは、優しいあの人がわたしに食べさせてくれた、ホットチョコレートの上の生クリームがいま一番欲しいけれど。